【VOL.16】根付けってなぁに?
今回は書き始めを大奥風に書いてみました(笑)
昔の日本人が着物で暮らしておりました時代の事でございます。
帯にひっかけて落ちないようにした道具として作られました。
将軍様は家紋の入っている印籠を腰から下げておられました。
かの水戸黄門様の「この印籠が目に入らなぬか」というのが有名でございます。
ー石田コレクションの印籠
という事で(笑)
10月11日のYouTube「きものせっちゃんねる」ではそんな根付けのルーツを私の数少ない😅コレクションをお見せしながら説明しております。
江戸時代は殿方が煙草入れに凝り競って職人達に凝った細工を頼み仲間で見せ合って楽しんでいたのではと思います。
そんなコレクションが沢山見られる「たばこと塩の博物館」はぜひおすすめです!日本の職人さんの技に思わずため息が出てしまいます。
注釈(ウィキペディアより)
『根付(ねつけ、ねづけ)とは、日本の江戸時代に使われた留め具。煙草入れ、印籠、巾着や小型の革製鞄(お金、食べ物、筆記用具、薬、煙草など小間物を入れた)、矢立などを紐で帯から吊るし持ち歩くときに用いた。江戸時代から近代にかけての古根付と、昭和・平成以降の現代根付に大別される。
ー石田コレクションの小物入れ、煙管入れ、煙草入れ
親子の虎(19世紀中ごろ 第2代 宮坂白竜作)ウォルターズ美術館蔵
製作国の日本では服装の中心が着物から洋服に移り変わるとともに使う機会が減ったが、外国人に美術面で評価されるようになり、印籠と共に日本国外で骨董的な蒐集対象となった。』
そして現代では女性の帯飾りとして広く楽しい物が作られていますね。
戦後にがま口というお財布ができ、帯の間に挟んでお買い物に行っていたので下に落ちないように鈴(音が楽しいのと落ちたらすぐわかるように)などが根付けとしてよく使われました。
幸田文さん原作映画「流れる」はその当時の花柳界を舞台に女中さんの目から日常が語られているのでぜひ見てみて下さい!
女性もバックを持つようになると帯の間や懐、袂にいれる習慣がなくなり、帯揚げも帯締めも使わなくても手軽に結べる半幅帯が最近は人気です!種類も豊富で素敵なデザインのものが沢山ありますね❣️
そんな時にひとつ飾りに取り入れるとお洒落度が上がる事うけあい。
皆様もルールにそこまで囚われずに根付けに限らず足しこみのおしゃれしてみて下さ〜い🤗